港であること

先日、思春期のお子さんをもつお母様とお話しました。どこまで関わればいいのかわからない、ということで…これは永遠に親にとって悩ましい課題ですよね。私たちは子どもに痛い思いをしてほしくないと願うあまり、つい「転ばぬ先の杖」になってしまいます。でも思春期に入って自立していこうとしている年代にとっては、杖でたくさんつつかれるよりは、自分で一回転ぶ方が辛くないし、実体験を伴って学べる事は大人になる前に必要なことかもしれません。私たち親は「困ったことがあったらいつでも帰ってきていいよ」と、ひたすら港のように安全な場所を用意して見守ることができればいいのでしょうね。そこに美味しい食事と安全に眠れる場所があればベストです。もちろん子どもによって必要な助けは違いますが、どうやったら子どもにとって安全な港になれるのか、それを考えられる親でありたいと思います。