小学生のころ図工の時間に見せてもらったスーラという人の作品に、とても驚きを覚えたことを思い出します。面に描かれたように見えるその大きな絵は、よく見ると小さな点で描かれた点描画というものでした。それは絵画の手法だけではありません。写真や印刷や、さらにこの世界も点でできていると言ってもよいのかもしれません。...
日本人は人と違う意見を伝えること、断りたい気持ちを伝えることが苦手と言われます。欧米の方がどうやってそれを伝えているのかを聞いていると、案外Noを使っていない印象をもちます。例えば「いい考えですね。私はこう思います」「それは同意します。でもこういうのはどうですか」などなど。まず最初に相手の意見を尊重して受け取っているのです。同意しきれないときは「○○だと思う」と言われたら「○○だと思うのですね」と繰り返すだけでも印象が変わります。相手の気持ちを大事にして、でも私はこうです、と伝える……これは大人同士でも、子どもに対しても、同じように大切なコミュニケーションの基本かもしれませんね。
新しい年が明けました。お正月の(すみません、東京なので)晴れた空を見るたびに、平和な朝であることに感謝しつつ、紛争や内戦のある所の大変さを思います。国単位でなされていることには無力感を感じますが…でも、どんなことも、たどっていけば人の心が何かを動かして始まっているのでしょう。私たちができることは、私たちのまわりで小さな平和を作っていくことなのかなと思います。家族の中でありがとうを言ったり、友達の気持ちを知ろうと努力したり、笑顔でいたり…そういう小さな平和から広がる波が大きな平和につながることを信じて、この1年を過ごしたいですね~。