小学校の相談室で子どもたちと話していると、友人関係の悩みの中で「あの子は○○だからいじわるだよ」などという発言が聞こえてきます。そんな時は、○○だったのは嫌だったねと気持ちを聞きつつ、だからといって相手が「いじわるな子」とは限らないことにも気づいてもらいます。1が100になって(感じられて)しまうことは大人でもよくありますよね。ましてやその1が思い込みや憶測であるときは要注意です。もう1度冷静になって問題点だけをよく考える必要があるかもしれません。自分と関わりのある相手を「ひどい人」だと決めてしまうと、その人からの発言をすべてネガティブにとらえてしまい、結局苦しむのは自分…ということになりかねません。その人が「ひどい」のではなく、その人のどの行動を嫌だと思ったのか…、上手に伝えるためにはどうすればいいのか…、それを子どもたちといっしょに考えています。