2017年

我が家の子どもたちが大学生になり、これまでの子育てを振り返ってみるときに、私自身が母から言われた1つの言葉を思い出します。それは、まだ長男が赤ちゃんだった頃に聞いた「どうしたらいいか迷ったときは、あなたが楽な方を選びなさい」という一言です。その時は、えーっ、子どものためにいい事…ではなくて、母である私が楽な方…⁈ と「いいお母さん」になろうと張り切っていた私には、ちょっと衝撃的ともいえるアドバイスでしたが、その後様々なシーンで役に立ったのでした。きっと「あなたのため」と言われ何か我慢をしている母を見るよりも、母親自身が安心していられる平安な環境の方がよほど子どもには大事、ということかもしれません。そんなわけで私は、頑張っているママたちの重荷を少しでも軽くしてあげられたら…と思うのです(^^)
小学校の相談室で子どもたちと話していると、友人関係の悩みの中で「あの子は○○だからいじわるだよ」などという発言が聞こえてきます。そんな時は、○○だったのは嫌だったねと気持ちを聞きつつ、だからといって相手が「いじわるな子」とは限らないことにも気づいてもらいます。1が100になって(感じられて)しまうことは大人でもよくありますよね。ましてやその1が思い込みや憶測であるときは要注意です。もう1度冷静になって問題点だけをよく考える必要があるかもしれません。自分と関わりのある相手を「ひどい人」だと決めてしまうと、その人からの発言をすべてネガティブにとらえてしまい、結局苦しむのは自分…ということになりかねません。その人が「ひどい」のではなく、その人のどの行動を嫌だと思ったのか…、上手に伝えるためにはどうすればいいのか…、それを子どもたちといっしょに考えています。
仕事でお会いするクライアントさんは「母親」という立場の方が少なくありません。皆さん、母であり、妻であり、社会人であり、女性であり……いろいろな自分であることを悩みながら頑張っています。特にまだまだ「母」と「社会人」を両立させることは大変です。その時期だけ「母」に徹することができる恵まれた環境ならまだしも、仕事もしないとやっていけないということだってあり得ます。私は「どっちも!」という欲が強くてフリーランスを選んできましたが、ここまできて思うのは、どんな働き方をしていても上手にスイッチを切り替えられることが一番重要、ということです。仕事をしている時はできる限り仕事に集中する、でも母である時間は100%母になる……そうしないと、いつもやっていない方のことが気になり、どちらも中途半端になってしまいます。子どもの話を聞きながら仕事のことを考える…なんていうことのないように、ときどきスイッチを点検することをおススメします!
1年以上続いていた「子育て中のお母さん」向けの講座が一旦終了しました。皆さん熱心に通ってくださり、毎回とても盛り上がって楽しい会となりました!感謝です。...
ウチのパソコンは古くて、立ち上げるのに時間がかかります。私たちも、物事にとりかかるのになぜか時間がかかってしまうことはありませんか?面倒だなとか嫌だなと思っていることは、なおさらですよね。...
春になりました。凍えるような冬があっても、また柔らかな春が来るという日本の四季は、やはりいいものですね。けれど、全ての人にとって春が新しく希望にあふれたスタートというわけではないかもしれません。なかなかスイッチが入らない、新しい場所がちょっと不安、やる気が出ない……そんな時はしんどいものです。人間が「考えている」と思っているのは「顕在意識」であって、実は体を動かしているのは普段意識していない「潜在意識」ですから「考え方を変えて!」と言われても、そんなに簡単には変えられません。まずは、少しだけ気分がよくなる小さな何かを探して、それをやってみること。自分で変えられるのは、この小さな「行動」だけです。ですから、やる気が出ないときこそ、ちょっとした何かを始めてみて、そこから脳を動かすことをおすすめします。これをやったら気分がよくなるだろうなあと思うことは何ですか?それを探してみてくださいね。
先日テレビ番組で、名前の由来に関する特集をやっていました。最近の傾向は変化してきているものの、日本では名前の響きや漢字に願いを込めるということに変わりはないようです。...
我が家の前の通りはカエデ並木になっています。秋にはとても美しい紅葉を楽しめるのですが、枯葉になると毎日の掃除が大変になってきます。かき集めて、お掃除終了と思っても風が吹くと10分もしないうちに、また山のような落ち葉が……! このむなしい状況を何度か経験して、私は「風のある日には掃除をしない」と決めました!...